特に分解が難しいレンズではありませんが、枚数が多いです。
SMC PENTAXやPENTAX-Mレンズの全般に言えることですが、大抵バルサム切れしています。
◆前玉分解
銘板回して外します。
銘板下のネジ3本を外してフィルター枠を外します。
前玉一枚目の押え環とレンズを外します。
その下の一番外周部分の切込みをカニ目で回します。
ユニットで抜けて絞り羽根まで届きます。
前玉は後で更に分解します。
◆後玉分解
直接中心部をゴムオープナーで回せば外れます。周りのカバーを取る必要はありません。
分離した後玉を、前後から分解します。
続いて前玉も分解していきます。
これまた前後から分解します。
前から一枚、後ろから二枚レンズが外れます。
真ん中に残るレンズも外せますが、つけたままで清掃可能なので外しません。
レンズは規則性を持って並べて下さい。
下の画像ですと、外した順番に矢印方向に並べています。
また、上下(レンズの表裏)は外したときの向きで置いています。
左側2つは上がレンズの正面方向ですが、右側は上が後方向(絞り羽根側)となっています。
単純に、外した順に左から並べて行ったりすると、表裏がわからなくなりもとに戻すのに一苦労します。
清掃はしましたが、中玉がバルサム切れのためクモっています。
キノコ型(大きさの違うレンズ)の合わせレンズで、修復は難しいのでそのまま組戻します。
分解方法は以上です。
24mm F2.8や35mm F/2は、レンズ枚数が多く表裏逆でも組み上がってしまうので、分解中のレンズの置き方には注意が必要です。
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